<戦慄のザイール> 3回目 ザルモキスオオアゲハ

ビザの残り日数も少なくなってきた。キサンガニの後、東部のベニやカフジビエガ国立公園に行くことを考えると最後の日になる。
 朝からあ同じポイントでオオアゲハを待つ。天気がよいとツェツェバエが押し寄せてくる。
お昼過ぎ、とつぜん青いアゲハが舞い降りた。ザルモキスオオアゲハだ。
シャッターが切られストロボが光る。20枚も撮影した頃、突然飛び上がって消えてしまった。
当時Nikonのフィルムカメラを使用していて、取材前に必ず点検に出していた。そのカメラのシャッター幕が開いていなかった。帰国して判明しNikonに持ち込むと対応が悪い。
それ以来、僕はNikonを捨てた。
それでも数枚、写っていたのは幸運としか言えない。
ここには最も青が綺麗に出た写真をあげた。
ザルモキスのコピー.jpg

ザルモキスといえばAlexsander Burnsが思い出される。我が家に彼の本がある。’The Wonderland of The Eastern Congo’(1922年)のP253に面白い記録が残っている。
「アンティマクスでもなくザルモキスでもないチョウを見た」
のちにBurns が Antizoxと命名しそのスケッチと主に論文を書いている。そのスケッチを見るとザルモキスの翅を尖らせたような翅形をしている。
いまだに発見されていないが興味をそそられる記述だ。

’The Wonderland of The Eastern Congo’(1922年)
IMG_1718.jpg
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92D4B695-90AB-4F93-88C0-FBD6D56908FC.jpeg(スタンレーフォール)
キサンガニにもどりヘラルド新聞の記者かつ探検家のHenry Morton Stanleyの名がついた”Stanley Fall”を訪れた。
落差は小さいが急流でここには魚を取るための竹の罠が仕掛けられていた。彼が“Dark Continent”を書くにあたりこの急流を遡ったことを書いている。
先住民との戦いに加え急流に打撃を与えられたようだ。
スタンレーフォールのコピー.jpgカメルーンの森)

アンティマクスについては数年前にカメルーンで産地を見つけた。しかしわざわざこの腸を再び撮影に行こうと思わないのは、蝶の後ろにこれら探検家の命をかけた探検の歴史を知っているからだ。
カメルーンの森のコピー.jpg

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